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AIネイティブ開発の概要

AIネイティブ開発とは​

休暇申請の仕様書をエージェントへ渡すと、intra-mart Accel Platform(iAP)の上で動作する業務画面が生成されます。 コードを一行ずつ書き起こす代わりに、作りたいものの仕様をエージェントへ渡し、成果物そのものを組み上げさせます。 このドキュメント群が扱う AIネイティブ開発 とは、この進め方で iAP のユーザモジュールを開発するスタイルを指します。 この開発スタイルを支える機能群(ツールや資材)の総称が Accel Orbit です。構成要素は Accel Orbit とは を参照してください。

生成を担うのはコーディングエージェントです。 本ドキュメントは GitHub Copilot、Claude Code、OpenAI Codex の3つに対応します。 開発者は Visual Studio Code(VSCode)の上でエージェントと対話しながら開発を進め、その開発環境自体も VSCode と Accel CLI を使ってローカル PC に構築します。

対象になるのは、iAP 上で実際に動作する業務画面をはじめとする資材です。 すべてをエージェントに委ねきるのではなく、開発者が仕様を定め、その仕様に沿って成果物を生成させます。

生成から動作確認までの流れ​

指示を一度出せば完璧な完成品が返ってくる、とは限りません。 エージェントが生成した成果物は、iAP の検証環境にデプロイして初めて、期待どおりに動くかどうかがわかります。

AIネイティブ開発は、次の反復で進みます。

  1. 作りたい成果物の仕様を固める
  2. 仕様を明記し、スキルセットに従って生成するよう、エージェントに指示する
  3. エージェントが成果物を生成し、プロジェクトの src/ 配下に保存する
  4. 成果物を検証環境にデプロイして、動作を検証する
  5. 不具合がある場合は、エージェントに修正を依頼する

成果物が仕様どおり動作するようになるまで、手順 3~5 の確認と修正を繰り返します。

動作する成果物が完成したら、ユーザモジュールとしてまとめ、IM-Juggling のプロジェクトに登録します。

この流れについて、実際の操作手順については、チュートリアル で扱います。

反復を支えるAIネイティブ開発支援機能​

仕様どおり動作する成果物の生成を高速化するために、確認と修正の作業をなるべく速く回すことが重要です。 ここで力を発揮するのが AIネイティブ開発支援機能 です。 これを iAP の開発環境に追加すると、コーディングエージェントを使った AIネイティブ開発の生産性を高められます。

主な利点は次のとおりです。

  • ホットデプロイ:アプリケーションサーバの再起動や war ファイルの再デプロイを行わずに、開発中の資材を即座に反映できます。
  • Accel CLI 経由のデプロイ:ローカルで作成した資材を、開発環境へ直接デプロイできます。
  • MCP(Model Context Protocol)の利用:エージェントが開発サーバ上の設定やログ、注釈を取得し、生成に必要な情報の入手や、発生したエラー情報の収集に使えます。集めた情報は、エージェントが生成するアプリケーションの改善に活用されます。
  • 開発環境の管理:ステージングやデプロイメントの作成、編集、削除、ステージングの切り替え、テナント環境セットアップの実行、ルーティングの確認、ログの確認といった作業を容易に行えます。

とりわけ MCP は、成果物を動作させた際に発生したエラーの情報をエージェントへ戻せるため、わざわざ例外ログをプロンプトに入れる必要がなく、確認と修正の反復処理を効率化させます。 AIネイティブ開発支援機能の導入手順と使い方は、AIネイティブ開発支援機能 のカテゴリで扱います。

読み進め方​

AIネイティブ開発に着手する前に、開発環境を整える必要があります。 開発環境の整え方は、以下のパターンが用意されています。

上記ドキュメントを参照し、開発環境ができたら、チュートリアル で実際に資材を生成する流れを体験できます。

作業ごとに必要となる知識については、前提知識 を参照してください。 また、用語集 では、本文中に登場する用語を整理していますので、あわせて参照してください。